運動の常識を覆すスーパーボディトレーナーのブログ

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OKCとCKCの罠

こんにちは!

スーパーボディトレーナーのたーきーです!

 


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今回は運動指導者向けに記事を書きます!

 

ディスカッションを真剣に身体に向き合う方達としたい!!!!

 

 

今日のテーマは

OKC・オープンキネティックチェーン(以下「オープン」)

CKC・クローズキネティックチェーン(以下「クローズ」)

 

 

一般のトレーナーや運動指導者がテキスト通りに運動処方して効果が思うように出せないのは隠された罠があるからです。

 

初めに大切なポイントを書きます。それは、

 

①オープンから入ってクローズへ通る道、又はクローズから入ってオープンへ通る道を身体の中に作ること。

 

上記が運動において重要なポイントであると体感しています。

 

しかし、

現代のスポーツトレーニングにおいて「オープン・クローズ」といえば、その時のポジション又はフォームのことだけを指し示し、〈通り道〉なんてものは度外視されている。

 

僕が〈通り道〉と言っているのは力を発揮するための連鎖連動の流れのことである。

 

 

たとえばキングオブトレーニング【スクワット】を例に見解を述べてみる。

 

一般論的に、スクワットのトレーニングでは足底が床に接地している「クローズポジション」であるのは間違いない。

 

しかし本来であれば、

足底が床を押す際の反力(エネルギー)が身体を通り上肢までの繋がりを得るのだが、

その通り道は塞がれており筋の連鎖連動が絶たれてしまっている。

 

結果として身体はバラバラに動き、負荷が掛かれば膝や腰といった部分・部位にダメージが現れる。

発揮筋力としても乏しい。

 

指導する者がこれに気付いているだろうか??

 

これでは冒頭に述べた①ポイントが未完である。

 

クローズポジションで足底が床を押したことで起こる反力は一体どこに消えた(逃げた)のか??

それを観る必要がある。

 

本当の「代償運動」とはこのことではないか???

 

 

 

トレーニング内容を変えてみる。

 

一部の理学療法業界で「軸プッシュ」なるオープンポジションで押し合いをすることでフィジカルを測る検証方法がある。

 

よくある問題として「相手を押せない」のは、

 

「掌はオープンポジション」でありながら

筋の連鎖連動の流れがクローズ方向(逆方向)に働いてしまっている可能性が高い。

力のベクトルが内側を向き、外へ出しきれずこもってしまっているのだ。

 

この「逆方向に連鎖連動の働きが向いている。」の運動のイメージはプッシュアップである。

 

プッシュアップの際、床を押すとその反力が内向きに働き身体が天井方向へ挙上する。

 

それを「軸プッシュ」で相手と掌を合わせた状態(オープンポジション)で同じように行ってしまっている。

 

ポジションと流れが矛盾を起こしている。

 

それでは押せるわけがない。

 

軸プッシュの改善策としてはまずは上肢単体でオープンの流れを獲得する必要がある。

 

 

さらに、

上肢機能がオープンの流れを獲得し改善ができたとしても、

 

「軸プッシュ」の場合、体勢が立位であり足底は床に付いているので「クローズ」である。

 

冒頭①に書いたとおり、クローズ(足底)からオープン(掌)への通り道を獲得しなければ地面の反力を活かした連鎖連動はうまく行われず相手を押すことはまだできない。

 

 

 

これがうまく理解できればプッシュアップ(クローズポジション)の際に、今度は逆にオープン方向に通す訓練ができるようになる。

 

 

 

ここまでをまとめてみる。

 

オープンからクローズ、又はクローズからオープンへの通り道をつくる動き(連鎖連動)の獲得が必要だということ。

 

そして従来のトレーニング理論の「オープンポジション」又は「クローズポジション」であっても

それは実際の動きとしての、連鎖連動のオープンとクローズにはなんら関係がない。

 

この意味が分かりたければ体感することしかない。 

 

 

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